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ワインの 「栓」 について。

 皆さんこんにちは。丸谷です。
 前回のブログを見た人から、「バッカスの悪戯に遭っているのはどのワイナリー?」 なんて質問が相次ぎました。それはねぇ・・・、言えるわけないじゃないですか!!

 今回はワインの栓について書きます(汗)。
 近年、様々なパッケージが登場していますね。昔ながらの天然コルクはもちろん、シリコンで作られたコルクやスクリューキャップ、また最近では、ドイツで開発された 「ヴィノロック」 というガラス栓も世間を賑わせていますね。
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↑ ヴィノロック。栓抜きの要らない優れモノ。


 17世紀、「ワインはコルクを通して呼吸し、ゆっくりと熟成する」 と考えられていた当時は、コルクはワインにとって必要不可欠なものでした。現在ではこの理論は覆され、造り手がワインの栓にコルクを使わなければならない理由がなくなったことと、コルクの不良品が全体の5%という高い確率で散在すること などが、代替品を探す理由になっているようです。
 シリコンコルクが出だした当時は、「固くて開けられない」とか「一度抜いたコルクを再度差し込めない」などといったクレームがありましたが、最近ではかなり改良されているようです。
 また、世界的にポピュラーになっているスクリューキャップは、イタリアのワインにも多く使われ始めています。ウチにもいくつかありますが、ご注文頂いた時に、「スクリューキャップですがいいですか?」 と聞いたら半分くらいの人に 「じゃ、やめとく」 と断られたりします。
 これは、レストランの方がお客様に出すときに出しづらいからなのか、あるいは、一般の方のスクリューキャップに対する拒絶反応があるからなのか、皆さんどうでしょうか?

 ヴェネト州の 「アンセルミ」 というワイナリーさんも、スクリューキャップの採用を検討しているようです。畑名を名乗る 「カピテル・フォスカリーノ」 をはじめ、優良な白ワインの造り手として名を馳せる造り手です。彼はまず、高級デザートワインである 「イ・カピテッリ」 からスクリューキャップを使用する、と言いました。不思議に思った僕は、「一番低価格のサン・ヴィンチェンツォをスクリューキャップにするのが普通なんじゃないの?」というと、すぐさま答えが返ってきました。

 「(スクリューキャップを採用するにあたって)イ・カピテッリが市場に受け入れられなくても大きな問題ではないが、サン・ヴィンチェンツォがボイコットされたら、ウチは潰れてしまう!」

 納得!の答えでございました。

 
 次は、「悪戯」 に遭っている造り手を中心に書こうと思います。
 って、ああ!もう担当が終わってしまう!(笑)
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by amiciviniitaliani | 2011-06-24 20:16
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AVIによるイタリアワインの啓蒙と普及の為のブログ


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