ラツィオ州<魅惑のアレアティコ>
今週AVIブログ担当の三吉です!
さてさて、
今回は本題のワインについて書きたいと思います。
アレアティコという葡萄品種、元はプーリアで栽培されていたのですが
エトルリア人がラツィオ州グラードリとトスカーナ州エルバ島に持って帰り、
育て始めたことから始まりました。
(グラードリにあるカンティーナ・パッキャロッティのアレアティコ畑)
アレアティコという葡萄は病気に弱く育てるのが難しい貧弱な品種とされていますが、
熟して造られたパッシート(甘口)ワインは皆を魅了する峰フジ子の様な
素敵なワインへと変貌を遂げます!
その魅力の特徴でもある香りには、
バラの香り成分でもある「ゲラニオール」という成分がアレアティコには
豊富に含まれているのです。
エレガントな花の香りやアロマティックな香りは女性を引き付けます。
ちょっとカッコつけたい男子はデートの際、テーブルに薔薇を飾りながら食後に
アレアティコの甘口ワインを飲むなんてどうでしょうか?
なかなかキザですね(笑)
でもデルピエロ的な欧米男子は普通にこの様なことサラッとやってしまいます。
日本男子も頑張らなくてはいけませんね!彼女は喜ぶハズです。
話はワインに戻して、、、
アレアティコは基本デザートワインとして楽しむものなので
ドルチェと一緒に頂きます。
例えば、チャンベッリーニ
これは地元の人が食べる素朴なビスコッティです。
なかにレーズンが入っており、見た目は地味ですが抜群の相性でした!
あとは、この様なかんじで
いろいろなお菓子を食べながら飲みます。
(真ん中の女性はパッキャロッティさん、左の日本人はイタリアでの現役醸造家の林氏、右は僕のボスです)
リストランテなどに行くとヘーゼルナッツのババロアやパンナコッタとも
よく合わせるそうです。
前回の笹山さんも書いていましたが、デザートワインというのは
飲んだ人を幸せな気分にさせてくれる不思議なワインです。
まだまだ日本にはデザートワインを飲むという文化はないですが
皆さんも是非、食事に行かれた時には「ドルチェワインちょうだい」
と注文してみて下さい。きっとソムリエさんは貴方を讃えるでしょう
次回はトスカーナ「ボルゲリで出会った甘いリゾット」です。
甘いもの続きすぎ?
Buona Giornata!!