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マルケ州<アヒル王国のヴェルディッキオ・イエージ>

Ciao!!!
今週のAVIブログ担当の三吉です。
とうとうこのブログも後半に差し掛かりましたね!


さて、今回のお話はマルケ州の東側に位置します「イエージ」という場所。
ワイナリーはアヒル王国「サン・ロレンツォ」をご紹介します。

ここのワイナリーは大変わかりにくい場所にありまして、もの凄く迷いました。

ナビを搭載していない車で、地図もなく携帯の電波もない状態。。。

田舎道をウロウロウロウロしているとガソリンスタンドのオッチャンが
「迷ってるね、どこに行きたいんだい?」と親切に聞いてきてくれたので
「サンロレンツォ」というと
「ああ!ナタリーノのワイナリーか!ここを曲がったらあるよ!
 あこはアヒルばっかり居てるからスグわかるよ!」
「アヒル・・・?」


言われたとおりに行くとスグにありました。
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そしてワイナリーのオーナー「ナタリーノ」さん
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おっと、すでにアヒルのモニュメントがありますね!


彼のワイナリーではマルケ州を代表する白葡萄品種「ヴェルディッキオ」と
赤葡萄品種「サンジョヴェーゼ」「モンテプルチアーノ」を育てています。
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(これは実がなったばかりのヴェルディッキオ)

そしてナタリーノは熱く語ります。日当たり抜群、気温30度以上の畑の中心で。あ、暑かった・・・
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彼のワイナリーは先祖代々(100年以上前から)自然農法を行ってきました。
極力農薬は使わずに葡萄にカビが生えそうな時だけ銅を撒きます。

化学肥料は一切使っていません。
畑の土に化学肥料を使うと、葡萄の樹は見る見る成長するそうです。
化学肥料で育った樹は太くて葡萄もポッチャリするのですが、中身がありません。
葡萄に本来の味が無くなるのです。

彼は言います、
「4年かけて育てた葡萄の樹は細くて、味もまだまだ若いからワインとして市場に出せない。
10年育ててからやっと、ワインの葡萄が出来る。
だから自然農法ってすごく時間がかかるんだよ。
逆に化学肥料で育った樹は4年で僕達の10年育てた樹と同じ大きさになるんだ。
同じ大きさでも葡萄の味は全然違うけどね。
そんな樹は、まるでファーストフードだけ食べて育った子供の様だよ!ハッハ――!!」
彼は豪快に笑い飛ばしました。

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いました!いました!噂のアヒルです!
ここのアヒル達は畑で仕事をしているのです。
雑草を食べたり、畑に糞をして土に栄養をもたらせたりしています。

「ピッポ」というアヒルが隊長となって皆を引き連れている姿には
男心をくすぐられました。ムツゴロウさんの気持ちが少しわかった瞬間でした。
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気が付くとナタリーノはアヒルと喋っていました。もちろんイタリア語で。
イタリアにもムツゴロウさんがいました。

ワインのラベルもこのとおり
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ワイン名は「アヒルの畑」と書いてあります。

味わいは、やさしくてホロ甘い果実味とグレープフルーツの様な酸っぱさがあり
後でジワ~~~っとミネラル感(苦味)が残ります。
酔いもまわってきてアヒル達が畑で遊んでいるの光景が目に浮かびました。

このワインはまだ日本で売っていませんので悪しからず。。。
しかし日本でもお目にかかれる様に頑張ります!


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とことんアヒルと葡萄を愛する「サン・ロレンツォ」ナタリーノさんでした。



次は是非イタリアへ行ったら行って頂きたい町
「トスカーナ州<ルネッサンスの宝石ピエンツァ>」をご紹介します!

Buona Giornata!!
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by amiciviniitaliani | 2011-07-09 04:57 | イタリアワイン
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AVIによるイタリアワインの啓蒙と普及の為のブログ


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