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トスカーナ州<ピチィとオルチャワインの美味しい関係>

Ciao!!!!

今週AVIブログ担当の三吉です。
今日が担当の最終回となります。
最終回にふさわしい話しになるか、ドキドキ!


前回のピエンツァの続きの話しとなりますが
トスカーナ州のシエナ県で「Pici」というパスタが盛んに作られています。
これを「ピチィ」「ピーチ」「ピチ」など人それぞれ呼び方が違うのでお好きな
呼び方をどうぞ。ちなみに「ピーチ」は桃っぽいですね。

ピチィの基本的な材料は小麦粉・塩・水のみで作られる農家の質素なパスタでした。
最近の高級リストランテでは卵が入ったピチィもあります。


シエナ県へ来たからにはピチィが食べたい!ということで
ピチィが美味しいとピエンツァで評判のトラットリアへ向かいました。
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「ラッテ・ディ・ルーナ」(月の牛乳)という面白い名前の店です。
名前の由来はこのピエンツァの周りに白い小石がたくさんあり、月が綺麗に出ている
夜はこの白い小石が、月の光で輝くそうです。これを見たオーナーさんが自分のお店に
この名前を付けたそうです。

なんか、、、ステキやんっ!!

そんなステキなトラットリアはテラスは満席!
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店内も満席!カウンターで待っているオジサンまでいます。
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しかもここのシェフは推定70歳ぐらいのお婆ちゃまでした!
これだけのお客さんの料理を作るなんてスゴイ!

<補足ーイタリアと日本のランチの違い?>
イタリアではランチセットみたいなメニューは観光地で少しあるぐらいで、
普通は夜と昼は同じメニューです。
みんな明るい時間からワインを飲んで自分の食べたい料理をたくさんあるメニューから
しっかり選んで、楽しく仲間や家族とゆっくり過ごすというのが、イタリアの魅力の1つではないでしょうか?

さて、そんな話しをしている間にピチィが出てきました!
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ボスカイオーラ(いろんなキノコとトマト)というソースがかかったピチィです。
他にもチンギアーレ(猪)ラグーやマイアーレ(豚)ラグーのソースがありましたが
カメリエーレ曰く1番マンマの味だと推していました。
確かにピチィの素朴な味とモチモチ感、色々なキノコの豊かな風味と
フレッシュに近い酸味が効いたトマトソースが相まって、ほんとにボーノでした。

これと一緒に飲んだワインが、今度はソムリエさんお薦め
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オルチャ渓谷で造られているサンジョヴェーゼ100%のワインでした。

このワインはピエンツァなど地元ではよく飲まれるワインですが
まだ飲んだことが無かったので迷わず注文しました。


味はキャンティの様なカジュアルな果実味があり、なおかつ
渋味も少なくキャンティの酸味を柔らかくした様な飲みやすいワインでした。

オルチャワインとピチィ、
ピチィのモチモチを噛んでいると出てくる食材の甘みとワインの柔らかい酸味。
キノコやトマトソースから出る旨味や酸味とワインの豊かな果実味。

これが地元ワインと郷土料理の美味しい関係です!
食べ合わせが良いと、ワインもすすむし料理もアッという間になくなります。


イタリアでは料理抜きでワインだけ飲むというのは少し寂しいと思いますし
どんなに素晴らしいイタリアワインでも料理が無いと何かが足りない気がします。

やはり料理があってワインがあってこそ!感動したり心が躍る様な味覚が生まれると僕は思います。

ワイン単体だけで飲むボリューミーな葡萄ジュースの様なワインも時と場合によってはイイですが
イタリアワインを本質的に楽しむなら、アッビナメント(料理とワインの美味しい関係)ですよね!!


最後に、
みなさんも感動した味に出会ったら、それは幸せな事だと思ってください
ソムリエさんのワイン選び。
料理人が一生懸命作った料理。
そしてその場を一緒に楽しむ仲間や家族。
全てが1つになって生まれます。


それでは、
今回で担当最後のブログとなりましたが、AVIブログはまだまだ続きます!
次回からは、大阪の老舗イタリア料理店「PIANO PIANO本店」の
池田さんが担当です。楽しみですね!



Ci Vediamoooo!!
(また会いましょうーーー!!)
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by amiciviniitaliani | 2011-07-11 01:30 | イタリア地方料理
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AVIによるイタリアワインの啓蒙と普及の為のブログ


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