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フランチャコルタとソロピアノ

今週 AVI のブログを担当する神谷圭介です。
私は、大阪 堂島にある tanpopo という 鉄板焼き屋で、お好み焼き・焼きそばなどを毎日焼いております。
他のメンバーとは違い、イタリア畑ではありませんがお店で扱っているワインはすべて Italia
ということでメンバーのみんなと一緒にイタリアワイン界を盛り上げていきたいと思っております。

イタリアワインの魅力を少しでも多くの方に知って頂くには どのようなことをお伝えしていくのがよいのか?私なりに考え、今日は、マリアージュ → イタリアでいうところのアッビナメント!についてお話します。

アッビナメント(マリアージュ)とは?

ワインを飲むときやレストランでよく耳にする言葉ですよね?
皆様もきっとなんとなくのイメージはお持ちでしょう。簡単に言えば、料理とワインの “ 相性 ” のことです。

こんな料理には、すっきりした白ワインが!とか。。。
我々は、日々最高のアッビナメントを追求し、皆様に喜んでいただこうと努力しております。
しかし、このアッビナメント。 ワインと料理に限ったことではないのです。

もっと身近なことから・・・今日飲みたいワインをイメージすることができるはず!


今回、私がお勧めするアッビナメントは イタリアワインと音楽 です。

まず、最初の一杯に選んだのは・・・イタリアを代表するスパークリングワイン 『 フランチャコルタ 』
 
イタリアの経済とファッションの中心 ミラノがあるロンバルディア州のワインです。

今年は、9月18日に中之島公会堂にて 大阪・ミラノ姉妹都市 30周年 連動企画 ミラノ・ワインコレクションも楽しみなイベントとしてありますね!


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この フランチャコルタ。 メ-トド クラシコ という製法、瓶内二次発酵で作られるスパークリングワインで・・・
まぁ、このワインについての詳しいお話は、以前のブログで紹介されていますのでそちらを・・・

http://avikansai.exblog.jp/12989160/




とにかく・・・ 繊細な泡とすっきりした酸。
後から訪れる やわらかいコク が特徴。飲む人すべてを魅了するワインです。

フランチャコルタは、シャルドネ100%から造られるものや、ピノ ネロ、ピノ ビアンコを混ぜて造られるものなど様々ですが、今回 私がセレクトしたものは、シャルドネ単一100%

そして、このワインをゆったりと飲みながら聴きたい一枚が Bill Evans の 『 alone 』 


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ビル エヴァンスとは、ジャズ界を代表するピアニスト。
このアルバムは彼が1968年にN.Yで録音したこちらもワイン同様 ピアノひとつ = 単一100%で演奏されているソロアルバムなのです。

ビルエヴァンスのリリカルで弾むようなピアノの音色 1音1音が、繊細に立ちのぼり、弾けていくフランチャコルタの泡をイメージさせる。

左手から奏でられる複雑な低音は、このワインの奥深さに似ている。

14分28秒にも及ぶ "Never let me go" では、
1曲の中にドラマがあり、曲の表情が変わっていく様子が・・・
グラスの中で少しずつ温度が上がり、泡と味わいが やわらかくなってゆくワインの変化と重なる。

たった1台のピアノでとてもメロディアスに。
それでいてほかの楽器の音色も存在するような奥行きのあるこの演奏は・・・
シャルドネ というひとつの種類の葡萄から 爽やかでいて、繊細。
にもかかわらず複雑で深みのあるワインが生まれていることとアッビナメント (マリアージュ) している気がする。

「最良のフランチャコルタは 最良のワインからしか生まれず、最良のワインは 最良のぶどうからしか生まれない」 という造り手の言葉を思いながら 一杯・・・


「自分がプロであるにもかかわらず どちらかと言えば、聴衆ぬきに演奏することを好む」 といった演奏家のストレートな想いに耳を傾けながら また一杯・・・


特別なものに囲まれ、今日1日が 無事に終わっていくことに感謝しながら・・・最後の一口を。


Buonanotte・・・
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by amiciviniitaliani | 2011-07-26 03:23 | イタリアワイン
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AVIによるイタリアワインの啓蒙と普及の為のブログ


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