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ACQUA MINERALE(アックア・ミネラーレ)

ciao!! 水曜日はブラヴーラの井口です
今日もワイン中心のこの場所でワインの周辺の話題をお届けします(笑)

イタリアで外食する時、何も言わない以上は『お水』は出ません。
もしくは料理のオーダーの際にカメリエーレ(給仕係)が水はどっちにする?と聞いてきます。
『どっちにする?』の答えは『いる or いらない』じゃないですよ(笑)
『ガス入りかガス無しか』です。

僕は大抵、『con gas』=ガス入りを頼みますね。
食事前であればその発泡ガスが食欲を増進させ、食事中なら口内の油分を洗ってくれます。
ワインでも同様の効果をもたらしますが、味わいがない分、リセットには最適といえます。

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そのガス入りミネラルウォーターも無数のブランドが存在し、
各地方毎に特徴があってミネラル、硬度の違いを感じるのもとても面白いのですが
おそらく広範囲のエリアでレストランで提供されているものが
トレンティーノ州で採水されるスルジーヴァと今回の話題である
ロンバルディア州で採水される『サンペレグリノ』だと言えます。
このボトルの色、デザイン、
日本でも販売されているので皆さんも知っていますよね。


じゃ、このシールに目がいった方はどれだけいらっしゃるのでしょう?
数字の意味は?写ってる建物は何?


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さぁ、一緒にサンペッレグリノテルメへ!


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これがラベル上部の丸いシールに描かれた建物。
『グランドカジノ』です。
その名のとおり、立派な建造物のカジノ場です。



プレアルピ(アルプスのふもと)に立地するここ。
アルプスの雪解け水が地中を通って湧き出した水が流れる
ブレンバーナ川を挟んだ向かいにあるのが

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『グランドホテル』です。
ここもなかなかに大きな宿泊施設です。
ちなみに今は廃線になっていますがかつては鉄道の駅があり、
線路跡や駅舎跡がホテルの裏に残っています。



サンペッレグリーノテルメ(テルメはイタリア語で温泉、の意味)は
12世紀からイタリア国内で知られた温泉地で15世紀には
かのレオナルドダヴィンチも足を運んだと言われます。
そんなテルメがもっとも華やかだったのは20世紀の初め。
1899年には水の瓶詰めが開始されその名が知られ始めます。
1906年にさきほどのグランド・カジノをオープンするとその後、
1915年には劇場も建てられ、イタリア内外の上流階級の人々が
サンペレグリノのスパを訪れるようになりました。

では上流階級の方々は当時、どんな使い方をしていたか?
教えてもらったエピソードを書きますね。

列車で目と鼻の先まで来られるアクセスの良さ。
まずはホテルにチェックイン。
ブレンバーナ川にかかる橋を歩いて渡りきればもうそこはスパ。
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ここで御婦人方は1日中、スパでその身体を磨き上げ、ストレスを発散しながら
その温泉水を飲んで身体を浄化したそうです。
奥様方が御機嫌なら男性も気兼ねする事なく、そこから歩いて数分のグランドカジノで
思う存分、ゲームに興じることができたそうです。
現代でも通用しそうなコンセプトですね(笑)
女性も男性も気兼ねなく没頭できる場所、、、それがサンペレグリーノだったそうです。
今では一時の活気は失われていますがそれでも冬季以外はスパは稼動しています。

僕が訪れたのは初冬だったのでスパは稼動していなく、入ることはできませんでしたが
こんな蛇口がポツリと設置されていました。
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『RISERVATA AGLI ABITANTI DI SAN PELLEGRINO TERME』
(サンペッレグリーノに住んでる人々はこの温泉水使ってええで!!)

『ええなぁ、ここやったらいつでもサンペレグリノ飲み放題やん!』
と思って勝手に飲んでみたら、、、

『生ぬる~~い!!』

『ガス入ってないや~~ん!!』

そもそも、サンペレグリノが好きで
『いっぺん、源泉の水を飲んでみたい!』の一心で
山奥まで来てしまった、今思えばアホそのものの僕でしたが、、、、




皆様は美味しい完成品を飲むのがいいと思います(笑)

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by amiciviniitaliani | 2012-06-27 23:47 | イタリア紀行
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AVIによるイタリアワインの啓蒙と普及の為のブログ


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