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ナポリ王国。

小さな都市国家の集まりであったイタリア半島の中で
150年ほど前に有在したイタリア一の大国があります。
「ナポリ王国」
ローマから南を版図に治めると同時に
ミラノ、ローマ、フィレンツェ、ベニスを凌ぐイタリア一の大都市だったナポリ。

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その雄大な自然の美しさと
いかにも陽気で明るく庶民的な雰囲気をもつ街や人々は
南イタリアの象徴です。

そう、今回は
カンパーニアだけに目を向けるのではなく
アブルッツォにプーリア、カラブリア
モリーゼ、バジリカ―タと
「ナポリ王国」の視点でイタリアワインを楽しみたいと思います。

紀元前5000年頃にメソポタミアで誕生した果実 「葡萄」は
コーカサス、ギリシャ、そこから南イタリアに辿り着いたといいます。

以降、ギリシャ人は数百年に渡り 南イタリアに大規模な移民を行い
ここから進歩したギリシャの葡萄栽培と
ワインの醸造技術がイタリアに広がっていきました。

イタリアワインの始まりです。

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ここで一つ
ナポリ王国で最も重要な葡萄である
「アリアニコ」のお話。
 
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「Hellenic へレニック」=ギリシャ の
イタリア語 「Ellenico エレニコ」 が語源だと言われている
「アリアニコ」というギリシャ原産の葡萄。

産地は 
カンパーニアのアヴェリーノとべネヴェントの山地、
バジリカ―タのポテンツァとマテーラ。
そしてカラブリア、プーリア、
ナポリ近くのプロチーダ島でも見ることが出来ます。
まさにナポリ王国のテリトリーなのです。

その「アリアニコ」一つをとってみても
ワイン一本一本に驚くほどの個性が光ります。

山や海からの影響もあれば
自然環境の複雑さ、その土地の歴史に
何より、造り手の意思や夢がそこに表現されるからです。

イタリアワインは
ただ 喉を潤す飲み物ではありません。
その文化や、人々の情熱に触れる度に
私たちに色々な感情をもたらせてくれます。

時に陽気で、心を軽やかにしてくれたり
またある日は、気持ちを奮い立たせてくれるような
真の強さがあったり
本当に多彩な個性と想いが溢れています。

これから皆様と
「ナポリ王国」と
豊かなイタリアの固有品種の魅力を探っていきたいと思います。

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by amiciviniitaliani | 2012-07-17 02:52 | お知らせ
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