Amici Vini Italiani Kansai のブログ

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Oasi degli Angeli

ciao tutti!
今週のブログはマルケ好きの連が担当させていただいております。
今回はとっても素敵なご夫婦が運営されてるカンティーナをご紹介させていただきます。
それは、南マルケのアドリア海側の小さな町でKURNI(クルニ)というモンテプルチャーノ100%のワインを造っている、
OASI DEGLI ANGELI(オアシ・デリ・アンジェリ)です。

そこは、私が生まれて初め訪れたイタリアのカンティーナでした。
その時はちょうど収穫の時期で、当時片言のイタリア語しか話せない私を、このカンティーナの主のマルコとエレオノーラ夫妻は
「遠いところよく来てくれたね!」
と本当に快く迎えてくれました。そして
「先ずはこれから」
と、美味しそうに熟したモンテプルチャーノのブドウを味見させてくれました。
優しい彼らが造ったブドウは本当に幸せな気持ちでいっぱいになる味でした。
その後彼らは一枝に一房しか実をつけないということ、種がしっかり茶色に熟してから摘むということなど彼らのこだわりを丁寧に教えてくれ、ワインを味見させてくれました。
今まで飲んだことが無い衝撃のモンテプルチャーノでした。
そして地下のカンティーナで、ワインの眠る樽を見ながら熟成法や畑の違い、彼らの考えを話してくれました。
 それからもたまに訪れては色々ワインを教えてもらったり、料理の話やマルケの話をしてもらって楽しい時間を過ごさせていただいてました。
本当に幸せな気持ちにさせてくださる大好きなご夫婦です。
今回は五年振りの再会でしたが、彼らはいつもと変わらない笑顔で迎えてくれました。

畑に出るとちょうど木の剪定が終わったところでした。
そんなブドウの木の切り口からなにやらゼリー状のものが・・・
「見てみて、切り口から樹液が出てきてるでしょ?これはブドウがそろそろ目覚めてきてるサイン。春ももうすぐね!」
と、いつもチャーミングなエレオノーラ。
その後も彼女は丁寧に畑や新しい苗の説明をしてくれました。
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「お昼は食べて行ってね!」
とパスタも作ってくれたエレオノーラ。
彼女は料理の腕も超一流で、その腕前は彼らがする週末のレストランをいつも予約でいっぱいにするほどです。
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彼らの家にもたくさんの仲間が住んでいます。犬が4匹に猫が5匹...
中でも元気なラブラドールのガストーネはいつもエレオノーラと一緒です
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「パスタが茹るまでワインの味見してて」
とマルコが出荷を始めたばかりのまだエチケットもついていないKURNI2009を味見させてくれました。
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食事の後にカンティーナで樽の違いや畑の違い、新しく造った「KUPRA」という新しく造ったワインの話もしてくれました。KUPRAは1500年前にすでにサルデニアから渡ってきていたブルドゥ(カンノナウ種)というブドウを復活させて造ったワインで、まだ400本しかできないワインだそうです。
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有機農法でブドウを作る彼らのワインにその表示はありません。
「ビオの表示をすればそれだけで買ってくれる人もいるかもしれない。
けれど飲む人の事を考えたら農薬や化学肥料なんか使えないことは当たり前。
そんな表示なんかより僕達はワインの味をみてほしいからその表示はしない。」
彼らのワインはそんな彼らの考え方に似て、たくましくて優しい味がします。
大切なこと本当に色々教えていただきました。


「今度日本に行ってみたいわ・・・」
そう言ってくれたエレオノーラ。
日本でも一緒にワインを飲める日が待ち遠しいです(^-^)
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by amiciviniitaliani | 2012-03-19 08:36

VILLA BUCCI

ciao!(^-^)
今週はマルケ好きの連がお届けしております。
マルケでもうひとつ訪れたかったカンティーナがありました。
VILLA BUCCIさんです。
勤めていたレストランからsenigallia(セニガッリア)という海辺の町へ向かうバスでいつもカンティーナの前は通っていたのですが、なかなか訪れる機会がなく今回初訪問させていただきました。
カンティーナはostra vetere(オストラ ヴェテレ)という町にあります。
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カンティーナはsenigalliaからarcevia(アルチェヴィア)という山の町へ向かう大通りに面してあります。実はその昔、このカンティーナはposteria(ポステリア)と呼ばれる場所で、senigalliaからarceviaに海のものを、arceviaからsenigalliaに山のものを運ぶために馬を替える中継点だったそうです。畑はserra de' conti(セッラ ディ コンティ)、montecarotto(モンテカロット)、barbara(バルバラ)といった標高150~500mの高い場所にあるということでしたが今回は残念ながら大雪で見にいけませんでした・・・。

VILLA BUCCIさんのカンティーナに着くと所有者Ampelio Bucciさんの姪御さんで広報をされているClaudia Bucciさんが案内してくださいました。
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白のverdicchioから造られるBUCCI (classico)と良年にしか造らないVILLA BUCCI(riserva).
montepulcianoとsangioveseから造られるPONGELLI(rosso piceno),その中でも良い畑のブドウを使ったVILLA BUCCI ROSSO(rosso piceno)全てのワインそしてグラッパ、オリ-ブオイルを丁寧に説明していただき、味見させてくださいました。

その後雪で入り口までなかなかたどり着けませんでしたが、カンティーナの中も案内してくださいました。
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そしてまだスティールタンクに入ったままの溌剌としたヴェルディッキオ2011年と、大樽に眠っている2010年と2009年のヴェルディッキオを味見させてくださいました。
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青りんごのようなさわやかなでフルーティーなヴェルデッキオからピーナッツのような熟成感が出始めてきた感じが良くわかってすごく面白かったです。
こちらのカンティーナも10年前からブドウを無農薬、有機肥料栽培に変えられたそうで今は若い苗の定植と古木のケア、様々な試みと研究に追われておられるそうです。
マルケの友人誰に聞いても「Bucciのワインはやっぱり文句なしに美味しいよね」
という理由が良くわかりました。
今回は雪で畑には行けませんでしたが、今度は夏のブドウが実る頃に訪れてみたいです。
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by amiciviniitaliani | 2012-03-16 08:30 | イタリア紀行

Fattoria San Lorenzo

ciao!
今週ブログを担当するAVIメンバーの連です(^-^)
久しぶりにブログを書くので少し緊張しますが、今週は先月行ってたイタリアの情報をお届けしたいと思います。
今回は実に5年振りの帰国訪問となり、色々な意味でドキドキの旅となりました。
今回の目的はお店の準備を含め、料理の再確認と前回あまりできなかったワインの生産者のお話を聞くという事でした。
私が先ず一番に訪れたかったところ。
それはマルケ州のモンテカロットという町でワインを造っているFattoria San Lorenzoのナタリーノのところでした。
彼と知り合ったのは5年前私がレストラン修行をしてる頃で、いつもワイン納品の際厨房に
「CIAOOOOOOOOOO!」
と明るく入って来る彼の声は本当に元気で厨房から50メートル程離れたガレージで車を停めてたシェフが、
「ナタリーノ来てる?」
とわかるくらいで、本当に明るく、厨房のみんなを元気にしてくれてました。
そんな彼が造るワインはマルケを代表する白ワインのverdicchio dei castelli di Jesiと赤ワインのconeroとrosso piceno 。
レストランやエノテカでも定評があり、ガンベロ・ロッソでもいつも賞をもらっている彼のワイン。いつも当たり前のように美味しくいただいていたけど、そういえばちゃんとワインの事を話したことが無かった・・・。
というわけで先ずはFatoria San Lorenzoさんにお邪魔してきました。
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彼の畑は標高300m程の丘の斜面にあり、ガチョウ、ウサギ、白鳥、鶏、犬、猫、鴨・・・といったたくさんの動物が共存しています。
ウサギに至っては40年ほど野放しで飼っているので地面に巣を作り住み、既に野生化してます。
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彼の作るブドウは、できるだけ自然に任せて育てられます
そうすることでブドウ本来の味を引き出し、ポテンシャルの高いワインが造れるそうです。
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ガチョウも虫を食べたり、畑に肥料をあげたりのお手伝いをします。
そんな動物達は彼のワインのエチケットにもいます。
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ナタリーノがいうには、今はブドウを作る人はいてもワインをちゃんと造れる人が少ないということ。みんな大きい会社にブドウを売るために作るから化学肥料で木や実を大きくして収穫量を増やしたりする人が増えてきたということです。
「ヴェルディッキオはちゃんと造れば30年の熟成にも耐えれるワインになるんだよ。畑をきちんと作って木を育て、次の世代にもちゃんと伝えていかないとね!」
そう熱く語ってくれた彼の目は本当にきらきらしていました。

 
今は剪定の時期でみんな総出で剪定します
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切った枝は暖炉やグリル用の薪になりちゃんとエコです。

ナタリーノはタンクの掃除。
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そろそろブドウも目覚める季節。
今年はどんな年になるでしょうか。楽しみですね(^-^)
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by amiciviniitaliani | 2012-03-13 12:21 | イタリア紀行
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AVIによるイタリアワインの啓蒙と普及の為のブログ


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