Amici Vini Italiani Kansai のブログ

avikansai.exblog.jp ブログトップ

ワインの 「栓」 について。

 皆さんこんにちは。丸谷です。
 前回のブログを見た人から、「バッカスの悪戯に遭っているのはどのワイナリー?」 なんて質問が相次ぎました。それはねぇ・・・、言えるわけないじゃないですか!!

 今回はワインの栓について書きます(汗)。
 近年、様々なパッケージが登場していますね。昔ながらの天然コルクはもちろん、シリコンで作られたコルクやスクリューキャップ、また最近では、ドイツで開発された 「ヴィノロック」 というガラス栓も世間を賑わせていますね。
a0209951_20102919.jpg

↑ ヴィノロック。栓抜きの要らない優れモノ。


 17世紀、「ワインはコルクを通して呼吸し、ゆっくりと熟成する」 と考えられていた当時は、コルクはワインにとって必要不可欠なものでした。現在ではこの理論は覆され、造り手がワインの栓にコルクを使わなければならない理由がなくなったことと、コルクの不良品が全体の5%という高い確率で散在すること などが、代替品を探す理由になっているようです。
 シリコンコルクが出だした当時は、「固くて開けられない」とか「一度抜いたコルクを再度差し込めない」などといったクレームがありましたが、最近ではかなり改良されているようです。
 また、世界的にポピュラーになっているスクリューキャップは、イタリアのワインにも多く使われ始めています。ウチにもいくつかありますが、ご注文頂いた時に、「スクリューキャップですがいいですか?」 と聞いたら半分くらいの人に 「じゃ、やめとく」 と断られたりします。
 これは、レストランの方がお客様に出すときに出しづらいからなのか、あるいは、一般の方のスクリューキャップに対する拒絶反応があるからなのか、皆さんどうでしょうか?

 ヴェネト州の 「アンセルミ」 というワイナリーさんも、スクリューキャップの採用を検討しているようです。畑名を名乗る 「カピテル・フォスカリーノ」 をはじめ、優良な白ワインの造り手として名を馳せる造り手です。彼はまず、高級デザートワインである 「イ・カピテッリ」 からスクリューキャップを使用する、と言いました。不思議に思った僕は、「一番低価格のサン・ヴィンチェンツォをスクリューキャップにするのが普通なんじゃないの?」というと、すぐさま答えが返ってきました。

 「(スクリューキャップを採用するにあたって)イ・カピテッリが市場に受け入れられなくても大きな問題ではないが、サン・ヴィンチェンツォがボイコットされたら、ウチは潰れてしまう!」

 納得!の答えでございました。

 
 次は、「悪戯」 に遭っている造り手を中心に書こうと思います。
 って、ああ!もう担当が終わってしまう!(笑)
[PR]
# by amiciviniitaliani | 2011-06-24 20:16

造り手と飲み手をつなぐ人たち


 皆さんこんにちは。今週担当の丸谷です。
 さてさて、前回お伝えしたとおり、今回はインポーターについて書こうと思います。
 当たり前ですが、ここで言うインポーターとは、他国からワインを輸入する業者さんのことです。とはいえ、何百とあるインポーターのスタイルは様々で、世界のワインを網羅する会社があるかと思えば、イタリアワインだけを扱った会社、あるいは有名銘柄だけを扱うところもあったりします。
 ありがたいことに、ウチが取引させて頂いているインポーターさんは、情熱をもって、時には暑苦しく(笑)ワインを勧められる人がほとんどで、楽しくお仕事をされているようです。
 そんな暑苦しいほどの情熱をもった会社とタッグを組んだ造り手は 幸せもんですね。でも反対に、ワインを単なる商品としてしか扱っていない会社も中にはありまして、ひとたびそのようなインポーターに移ったりすると、たちまち売れなくなってしまうワインもあるんです。そんな例が偶然とは思えないほどたくさんあるので、僕はそれを 「バッカスの悪戯」 と呼んでいます。
 これだけ多様なインポーターさんがあると、造り手も自分に合った会社を見つけるのが重要なポイントになると思います。どの造り手も、情熱をもって正しい情報を伝え、自分のワインを売ってほしいものでしょうから。

 ウチでは現在、約40のインポーターさんとお取引をさせて頂いています。面白いことに、各社のコンセプトなのか、似たスタイルのワインが集まっていたりします。例えば味わいのしっかりしたタイプのワインが多い会社とか、逆にエレガントなタイプが多い会社、あるいは有機農法を取り入れたワイナリーを多く扱っていたり等々。
 てことは、各インポーターが持つスタイルを見つければ、自分好みのワインを見つける近道になるかも!

 そんな様々なスタイルを持ったインポーターが集まる一大イベントが、この9月に開催されます!自分好みのインポーターを見つける絶好のチャンスですぞ!!このブログを読んで頂いている皆さまはもうご存知ですね。

 「ミラノワインコレクション」

 準備をしている僕たちも、テンション上がりまくりです。
 間もなく皆さまに告知できると思いますので、どうかご期待下さい。
[PR]
# by amiciviniitaliani | 2011-06-22 20:46

イタリア人は日本好き!(?)

 皆さんこんにちは。連さんからバトンを引き受けましたAVIメンバーの丸谷と申します。メンバーで唯一人、酒販店の人間ですので、ソムリエさん達とはアプローチが違うことが多いかもしれませんが、飽きずに読んで頂ければ幸いです。

 表題は、僕が今までに接したイタリアの造り手さんたちを思い返して感じたことですが、異論を唱える方が中にはいるかもしれないので、一応(?)マークを付けました。

 そんなイタリアの造り手さん達を3人、ご紹介します!

 まずは 「ヴィエ・ディ・ロマンス」のジャンフランコ・ガッロさん。北イタリアにおける 「白ワインの宝庫」 と呼ばれる フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で、「巨人」 と称されるほどの名声を獲得している造り手です。本当に真面目な方で、それはワインのボトルやラベル、コルクの長さ、そしてもちろん ワインそのものの味わいにも色濃く表現されています。
 落ち着いた物腰で少し控えめに話す彼の姿を見ていると、相当にシャイな人だな と思わずにいられませんでした。ひと通り話した後、帰り際に 「アリガトウ。・・・」 と小さな声で何度か僕に言っていることに気づき、「何て言ってるの?」 と通訳して頂いた川頭さんご夫妻に聞くと、「アリガトウ、セン」 ですって!つまり、「Grazie Mille!!」 を日本語に直訳したわけですが、あんなに真面目でシャイな彼の、「日本のファンに対し日本語で挨拶したい」という強い思いが、ストレートに伝わった瞬間でした。その言葉を話したくて川頭ご夫妻に熱心に伺っているところを思い浮かべると、「クスッ」と笑ってしまいます。
 画像無くしてしもた!ので、彼が造るワインの画像を。
a0209951_1917466.jpg



 二人目は、トスカーナの旧家、マルケージ・マッツェイのフランチェスコ・マッツェイさん。こちらは画像がありました。

 
a0209951_18493070.jpg

 右は兄のフィリッポさん。左は皆さんよくご存知ですね。売れっ子エノロゴのカルロ・フェッリーニさん。そして真ん中がフランチェスコさん。背がシュッと高く、見るからにジェントルマン。なのに、日本のアニメが大好きで、ドラゴンボールやポケットモンスターの話を、食事の間中されていました。
 しかしイタリアのマルケージ(侯爵)が、「ポケモン!ポケモン!!(アクセントは「ポ」)」とワインの話以上に熱く話しているその姿は忘れられません(笑)。


 そして3人目。ガッロさんと同じくフリウリの造り手、スキオペットのエクスポート・マネージャー、クリスチャン・マッダレーナさん。彼とは今年の始め頃、大阪市内のレストラン数軒へ同行営業して回りました。その車内での会話で、「日本食はお好き?」と僕が聞くと、「愛してます」 と返ってきました(笑)。お寿司とか天ぷらとかが返ってくるんだろうなー、と思って 「どんな日本料理が好きなの?」 と聞いたら、「福岡の屋台のイノシシラーメン!」。
 エラいピンポイントやな~。イケメンからそんな単語が出るとは思いませんでした。写真撮るの忘れましたが、ホントにイケメンですよ。今度来られた時は写真とイノシシラーメンの場所を忘れず聞いておきます!
a0209951_19173163.jpg



 ワインは 造っている人そのものだ、とよく言われますが、本当にそう感じます。造り手のことを知るには、ワイナリーに直接訪問すればいいのですが、なかなかそうはいきませんね。そこで重要になってくるのが、「インポーター」 ですね。次回はそのインポーターについて、レポートしようと思います。
[PR]
# by amiciviniitaliani | 2011-06-20 19:29 | イタリアワイン

sagra

ciao amici!(^-^)/

今週一週間に渡り、お付き合いくださいましてありがとうございましたm(_ _)m
マルケ州ネタ、色々なイタリアワインの色々な楽しみ方をお届けしてまいりましたが、最後にとっておきのイタリアワインとイタリアの楽しみ方として、SAGRA(サグラ)のお話を。

サグラとは収穫祭の事で、色々な町や村で行われます。
特に秋になるとその土地で採れるものや特産物のサグラがあちこちで開催されます。
マルケでも秋になるとサグラが毎日曜日のように行われ、村や町が賑わっていました。
有名なマルケのサグラはアクアラニャという町で行われるトリュフ祭り♪
実はあまり知られていませんが、マルケでは良質のトリュフも採れる州です。
特にアクアラニャはイタリアでも有名なトリュフの産地で、そのサグラといったら!
町中トリュフとトリュフ料理、トリュフ製品で溢れかえります!
a0209951_120391.jpg a0209951_12428.jpg a0209951_12556.jpg a0209951_126821.jpg















勿論地元で造られるワインもあり、まさに最高のアッビナメントを楽しむことができるのです!



私が住んでいたセッラ・ディ・コンティ村では、スローフード教会でプレシディオ(生産の少なくなった庇護食品)にも選ばれたチチェルキア(スイトピーの仲間の豆)のサグラが毎年10月末に行われます。
a0209951_1354019.jpg
a0209951_1381715.jpg
a0209951_1391621.jpg











もちろん合わせるワインはヴェルディッキオ!
出店に寄ったら最後。知り合いに捕まりあれ食べてけこれ飲んでけと拷問お誘いを受け、最後はヘベレケのフラフラになります・・・


それでもやはり地元のマンマやシェフが作ったお料理と地元のワインのアッビナメントは最高!
この秋イタリア行きをお考えの方は是非地元のサグラも体験されてはいかがでしょう?
レストランやバールとはまた少し違ったイタリアワインの楽しみ方ができますよ(^-^)

来週はENOTECA BIANCHIの丸谷さんにバトンタッチです。たくさんのイタリアワインを取り扱われている丸谷さんのいろいろなお話が伺えそうですね♪
皆さん来週もお楽しみに~(^O^)/
[PR]
# by amiciviniitaliani | 2011-06-19 23:56 | イタリアワイン

アグリトゥーリズモ

ciao amici!(^-^)/

カンティーナのお話から、今日は旅行者には嬉しいAguriturismo(アグリトゥーリズモ)のお話を。
アグリトゥーリズモはとは農家や牧場などが経営する宿泊施設の事です。
農家に行けば新鮮なお野菜や果物を使ったお食事をいただいけたり、牧場へ行けば新鮮な牛乳や、チーズ、ハムなどをいただけたり・・・
そして勿論!ワインの醸造所が経営するアグリトゥーリズモもあります!
ということは!
カンティーナに行きたい→町からは遠いので車での移動→ワインが飲めない(T T)
と言う問題が全て解決いたします!
そしてなにより宿泊費が安い!
食事がおいしい!

アグリトゥーリズモに行けば・・・

a0209951_1440341.jpg

このようにたいてい大きくて綺麗な宿泊施設(お城とかもたまにあります)に泊まれて・・・

a0209951_1393634.jpg

勿論カンティーナの中を見せていただいたり、ワインをいただいたり・・・
お料理は勿論そこで採れる物中心でマンマの味や地方料理が楽しめます。
まさに地産地消!どころか自産自消の超スローフード、スローライフが楽しめます。
a0209951_9261763.jpg


今ではマンマがお料理を教えてくれたり、キノコ狩りや、マグロ漁船ツアーなどのオプション付きのアグリトゥーリズモもあります。

こんなステキなアグリトゥーリズモ。
皆さんも一度体験してみては?(^-^)



            
[PR]
# by amiciviniitaliani | 2011-06-18 09:38 | イタリアワイン
line

AVIによるイタリアワインの啓蒙と普及の為のブログ


by amiciviniitaliani
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite